こちらはＡＵＤＩ　ＴＴの内装です。既に半分ぐらいなくなっていますね。先日お客様からｴｱｺﾝ吹き出し口から子供風邪シロップのにおいがして臭いとのことで点検したところ、確かに子供風邪シロップの臭いです！いや、違います。これはｸｰﾗﾝﾄ（冷却水）の臭いです。以前にもご紹介したヒータコアからｸｰﾗﾝﾄがジンワリと漏れてにおいを発しているんです。この症例は私3回ほど愛車で経験しているのでわかります速入院です！でヒーターコア交換作業はこのようにダッシュボード奥にあるので全部バラバラにしなくてはいけません。


　大物だけでこれだけあります。小物、ネジは膨大です。ＢａｃｋｂｏｎｅスペシャルﾒｶﾆｯｸＩＫＥＤＡ，ＨＯＮＭＡ組が二人掛かりでも結構な時間を要します。（私は撮影のみ）

　こちらがヒータコア拡大画像です。上のほうがにじんでいます。幸い初期症状だったので二次災害は防げました。交換して組み付けです。こちらも時間が掛かります。（こちらも私は撮影だけ）

　
　完了しました。こちらのお客様非常に大事に乗っていますので外装もきれいで写真が映えます。これからも大事に乗っていきましょう！ありがとうございました！

まずこの画像を見てください。

　これはゴルフ3のサーモスタットです。なんかいっぱい付着してますね。そもそもこのお客様は水温計が動いたり、動かなかったり、ヒーターが効いたり効かなかったりという症状で入庫されました。

　ゴルフ3でこういう症状の場合一番疑わしいのはサーモスタットが考えられます。サーモスタットとは、冷却回路の弁です。エンジン始動時冷えてるエンジンを早く温めるため、弁が閉じて水路の範囲を狭めて水温上昇させ、水温が温まると弁が開き水路の範囲を広げて今度は水温を安定させようとします。

　この部品が故障し弁が閉じっぱなしになると、水温がどんどん上昇しオーバーヒートになります。逆に開きっぱなしだと水温がぜんぜん上がらず、燃費悪化、ヒーターが効きません。

　で、このお車はこの付着物が挟まり、サーモスタットが開きっぱなし状態になってました。この付着物は錆びなどいろいろ考えられます。

　へんなメーカーのリークストッパーなどの添加剤を入れるとそれが回路内で不純物になり、詰まりなどの故障につながります。

　うーんひどい。これでは詰まります。

　BACK BONEでは冷却装置に添加する溶剤は厳選されたものを使っております。皆さん、特にゴルフ2，3の方は、要注意です。目安としてエンジンルームにあるリサーブタンク内が錆び色になって、水温表示がいつもと違う場合は要点検です。

　心配な方はBACK BONEへお問い合わせください。

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