そこは困ります
皆さんこんにちは!最近BackboneにはAUDI A7のメンテナンスのご入庫も目立ってきました。私目線ですとまだ今風なハイソカーなんですが考えてみれば初代が出てもう8年目なんですね。
先日ご入庫されましたA7がクーラントが漏れてくるので点検しました。今回はエンジンの入り組んでいるところからで特定するのに時間がかかりました。
スーパーチャージャーをはずしてみたら
黄色い枠の周りオレンジ色になってますよね。クーラントがたまっています。そうなりますと黄色の枠の黒い物体が怪しいです。ここしかありません。
外してみますとこんな感じです
個の部品はベントトリムと言ってエンジンのブロバイガスをキャッチしてパイプへ逃がすのとV型エンジンですのでクーラントを左右に循環させるのに橋渡しもする部品です。V6エンジンをコンパクトに収めるために1つの部品で数通りの役割をしている大事なパーツです。そのクーラントを循環させる回路の出入り口が3か所あるんですが
部品自体が樹脂でできているためエンジンの熱、経年劣化でゆがみが生じ漏れてきます。かなり入り組んだ場所にあるので交換作業は手こずりまして時間もかかります。樹脂じゃなければもうちょっと長持ちしそうなんですが場所が悪いので困ります。
きっちり交換させていただいて溜まったクーラントは綺麗に除去しました。残ったままだとエンジンの熱でいつまでも甘ったるい臭いに悩まされますし、次に何か故障があっても発見しずらくなります。
外観ばっちりのA7。メンテもばっちりで完璧ですね!ありがとうございました!