取扱いオイル/価格(税抜)
交換工賃(税抜)
変速ショックは湿式クラッチ部が動くときに発生しています。オートマチックオイルには、摩擦調整剤が入っていてギヤが変わるときにスムーズな動きと確実な力を伝えることを可能にしています。 長期間使っていると、オイルがエンジンオイル同様に劣化してしまいます。
高温、汚れ、粘度の低下等により劣化が進行し、摩擦特性にも大きな影響を与えるようになってきます。そのため、ATFが劣化すると変速ショックも大きくなると考えてもいいでしょう。また酸化が進み使用限度を超えたフルードを使用し続けると金属同士の摩擦係数が高くなり鉄粉の増大→油温上昇→焼き付き→不動となります。
世の中に存在するオイルの中に劣化しないとか交換が必要ないと言うオイルやフルードはありません。同じ車を長く乗りたいならこまめな交換をしましょう!
ATFが劣化すると DやR(バック)のレンジにギヤを入れると「ガクッ」とショックを感じ始めたら交換しましょう。
または、発進時の加速が落ちた気がする、2万km以上走った時点で交換は必ずしましょう!
エンジンオイルでは、劣化すると、燃費が悪くなったり、エンジンの音が大きくなったりと比較的わかりやすいのですが、オートマチックの場合は、これがわかりにくいのです。10万kmも交換したことがないという車は沢山ありますが、燃費や走りが悪くなってもエンジンオイルが悪くなったからと勘違いをしてしまう人もいます。
Point
新車購入後慣らしを終えてどうしてもエンジンオイルに気が向きますが、ATFも忘れずに。最初の1回目は早い方がいいと思います。A/T中は鉄分やクラッチのカスがとにかく溜まります。これは、製造時にパーツを洗浄して組んでいるわけではありませんから、この金属の粉が沢山付着しています。金属の粉は部品の微小なバリや熱処理による酸化鉄が多いのです。これらがATFと混ざりスラッジを形成させます。
特に油圧回路内部のコントロールバルブは 数十umのスラッジや異物でも動作不良を起こすので大敵です。 フィルターで異物進入を防いではいますが、エンジンオイルフィルター並みに一般的なものでないためこれを知っている人は少ないでしょう。ATFフィルタにゴミがたまってくると 、 今度はATFが流れにくくなり、結果として 変速タイミングのズレ(メカと電気信号)や変速不能になってしまうわけですね。
ATF交換が必要という事が一般的ではなく、周知徹底されていないことが原因です。Backboneでは、AT/DSGフィルター交換を含むATF/DSGF交換もお任せください。
オートマチックが不調にならないよう、エンジンオイル同様定期的に交換が必要でしょう。
VW、Audiでも管理が悪いと残念ながら壊れてしまい本体交換になることがあります。そうなると新品では修理費が100万円近くになることもあります。(Backboneでは中古部品の取扱いをご理解頂いた上で中古部品にて格安で修理することも可能です。しかしできるならば普段のメンテナンスで壊れないように乗り続けることをお勧めします。)